使ってレビュー

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スマホをポケットラジオとして使う

ソニーパナソニックの新型のラジオを、ここしばらく見かけなくなった。音楽やニュースはスマホで手に入ってしまうからだろう。

とはいえ、通信障害や災害時にラジオがどれだけ頼りになるかを考えると、時代遅れと切り捨てるのは少し寂しい気もする。

そんなことを考えながら、スマホをラジオ代わりにできないかと考えた次第である。

いくつか使っているスマホモトローラのmoto g05はFMラジオを搭載している。radikoやラジスマではなく電波を受信するFMラジオである。

普段使っているポケットラジオは、就寝用に枕元に置いて聴いたり、最近はあまり持ち歩かないが散歩のときにイヤホンでラジオを聴いていた。このような使い方をスマホで代用できるか、前回のタブレットの記事に続き、少しニッチな使い方を試してみることにした。

moto g05

普段使っているポケットラジオとスマホのmoto g05

主な仕様

2025年3月発売のエントリーモデル

画面サイズ6.7インチ

高さ約165.67mm x 幅75.98mm x厚さ8.17mm(最薄部)

重量は188.8g

バッテリー容量5,200mAh

価格は税込で20,800円

付属品はケース、SIMピン、簡易ガイド類のみ。ケースは7ヶ月使用で黄色く変色した

使ってレビュー

プリインストールされているFMラジオアプリは、SIMなし・Wi-Fi接続なし・位置情報なしでも使用可能だ。通信を必要としないため緊急時にも利用できる。

ラジオアンテナはイヤホンが兼ねており、本体上部の端子に挿す仕様となっている。イヤホンを挿した状態でも、音声をスピーカーに切り替えることができる。

最近ではイヤホン端子がない機種が増えているため、スマホでFMラジオを聴きける機種が少なくなってきているのが残念。

バッテリー消費量は、イヤホン使用時で1時間あたり1〜2%ほどなので、非常時だけでなく普段使いにも十分実用的だ。

何故か機内モードでは使用不可

チューニング画面ではプリセットの一覧が分かる。受信できる周波数は76.0〜108.0MHzで、もちろんワイドFMにも対応している。

プリセットは10局まで可能

スリープは最大120分で1分刻みで設定可能

録音も可能。予約録音は流石に出来ない

最後に

スマホとしては軽いmoto g05だが、散歩用ラジオとして考えるとやや重く、胸ポケットなどに入れるのは難しく落とす心配もあるので、カバンに入れてそこからイヤホンを出して使うのが良いだろう。意外に受信感度は良かったと思う。

就寝時に使うラジオとしてはスリープ機能があるのでラジオを聴きながら眠りにつくことが出来る。夜中ふと目を覚ました時にラジオが聴きたくなることがあるが、ラジオを聴くまでの操作が面倒なので適していない。

結局のところ災害時などの緊急用として使うのが良いかなと思う。スマホでラジオが聴けるということを頭に入れておくといざという時に役に立つかもしれない。